
GEMFOREX(ゲムフォレックス)の取引形態はNDD方式なのか?それともDD方式なのか?
ネットやSNS上では様々な意見がありますが、実際のところGEMFOREXはNDD方式であり、DD方式でもあります。
結局どっちなんだよ!って声が聞こえた気が(笑)しっかり説明しますのでご安心を。

今回は「そもそもNDD方式・DD方式とは何なのか」と「GEMFOREXの取引形態」について解説していきます。
1月のGEMFOREXボーナス情報と最新スペックもまとめています!こちらもぜひご覧ください。
目次
FX業者の2つの取引形態
この章では、そもそもNDD/DD方式とは何なのかを解説していきます。
このふたつの取引形態の違いは、取引を操作する「ディーラー」がFX業者に存在するかしないか、です。
- DD方式…ディーラーが存在する
- NDD方式…ディーラーが存在しない
FX取引には、トレーダー/FX業者/インターバンク(金融機関)の3者が存在します。その中で、FX業者はトレーダーの注文をインターバンクに流す役割を担っているのです。
この「注文をインターバンクに流す」作業を行うかどうかを判断するのがディーラーの存在。
トレーダーからの注文を流さず様々な処置を施すことで、FX業者の利益を新たに生むことが可能になります。
つまり、ディーラーはFX業者の利益を増やすために存在しているというわけです。
DD方式とは
前章でもお伝えした通り、DD方式は仲介役としてディーラーを据える取引形態。

NDD業者にはいないディーラーが取引に対して様々な判断・行動をすることで、FX業者はスプレッド以外からも利益を得られるようになります。
ディーラーは「どのような目的で行動を起こすのか」、「どういった判断をするのか」を以下の章で見ていきましょう。
FX業者の利益拡大を見据えたディーラーの行動
まずは、ディーラーがFX業者の利益を増やすために取る判断について見ていきます。
- 注文を直接インターバンクに流すか
- 他のトレーダーの注文と相殺するか
- 反対注文を行うか
- 注文を呑む(注文をインターバンクに流さない)か
まず上記➋は、「インターバンクへ支払うスプレッドの節約」を目的にしています。
インターバンクへ注文を流さなければスプレッドは発生しませんから、その分利益が増える仕組みです。
また➌,➍に関しては、「トレーダーの損失をFX業者の利益にしてしまおう」という目的があります。
反対注文や注文を呑み、トレーダーが負けたときに発生する金額をFX業者の利益に変えることを狙っているのです。
FX業者の損失リスク抑制を目的にしたディーラーの行動
続いて、ディーラーがFX業者の損失リスクを減らすために行う行動・判断を見ていきましょう。
結論、損失リスクをなくそうとしか結果、ディーラーが行うのがスリップページや約定拒否です。
以下では、この2つの行動の内容とどのように損失を減らすのかについて詳しく解説していきます。
スリップページ&約定拒否
注文値の価格差が出ると、FX業者はその差額を補わなくてはならず損失が発生します。
そこで、注文値の価格差が出ないように、ディーラーはトレーダーからの注文値をずらしたり、なかったことにします。
これがスリップページや約定拒否と言われるものです。
- スリップページ…トレーダーからの注文値をずらして注文を通す
- 約定拒否…トレーダーからの注文を拒否する
こんなことをされるとトレーダーはたまったものじゃないですよね...。
注文値をずらされれば利益減少/損失拡大を招きかねないですし、約定拒否なんてもってのほかです(笑)
このような注文操作が行われるため、「DD業者は危険」という認識が広まったんですね。
GEMFOREXが謳うNDD方式とは
NDD方式とは、ディーラーを介さずにトレーダーからの注文をそのままインターバンクに流す取引形態。
NDD方式のFX業者はディーラーによる注文の操作を行わないため、基本的に収入源はスプレッドのみです。
また、NDD方式は「売買をどう成立させるか」によってさらに細かく分けられます。
それぞれ以下で詳しく解説していきます。
ECN方式
ECN方式はスプレッドの狭い口座で採用されています。GEMFOREXで言うと、ロースプレッド口座(ノースプレッド口座)やガチゼロ口座がECN方式です。
この取引成立の仕組みがある以上、売り注文と買い注文の数がある程度存在していないと約定できません。
ですから、注文数が少ない時間帯は思ったポイントで約定できないことも起こりえます。
GEMFOREXのロースプレッド口座(ノースプレッド口座)などのECN方式の口座を使う際は、取引時間帯に気を使った方がよさそうですね。
関連:GEMFOREXの取引時間を紹介。年末年始・ゴールデンウィークの営業時間は?STP方式
STP方式は、多くのFX業者の通常口座で採用されています。GEMFOREXではスタンダード口座や5000倍口座がSTP方式ですね。
つまり、カバー先が多いほど「トレーダーに有利なレート」が増える = トレーダーの思い通りの価格で約定できる(約定力が高い)わけです。
カバー先がいくつあるかは調査しづらいですから、STP方式を採用している業者に関しては約定力を直接調べてみるといいでしょう。
例)GEMFOREXの約定力を調べたい場合...「GEMFOREX 約定率」
DD方式とNDD方式の違い
ここまででNDD方式・DD方式の特徴を解説してきました。
今までご紹介した内容から、NDD方式、DD方式の違いをまとめたのでご覧ください。
NDD | DD | |
---|---|---|
ディーラーの有無 | × | 〇 |
利用業者 | 海外FXで主流 | 国内FXで主流 |
スプレッド | 広い傾向 | 狭い傾向 |
約定力 | 高い傾向 | 平均~高い傾向 |
デメリット | ・スプレッドが広く 短期トレードがしづらい ・収入源が限られるため、 ボーナスが少ない | ・約定拒否・スリッページ が起こりうる |
スプレッドの狭さではDD業者、約定力やトラブルの少なさではNDD業者と言ったところでしょうか。
ただ上記は"傾向がある"だけで、低スプレッドのNDD方式採用のFX業者や、約定拒否等を行っていないDD方式採用のFX業者もあります。
「NDD方式/DD方式」という概念だけにとらわれず、しっかり利用するFX業者の評判を調べた方がいいですね。
関連:【GEMFOREXの評判・口コミ】ゲム歴8年の私だから言える真実と裏側GEMFOREXはNDD方式ときどきDD方式
GEMFOREXがNDD方式、またはDD方式なのかをお伝えして記事を締めくくりたいと思います。
結論、GEMFOREXはNDD方式だと公表していますが、私はDD方式も採用していると考えています。
- ノースプレッド口座・ガチゼロ口座のスプレッドが、NDD方式ではあり得ないほど低い
- ほかの海外FX業者を圧倒する、数々の豪華ボーナスキャンペーン
NDD方式の場合、収益源はほぼスプレッドのみに限られているはず。
にもかかわらず、GEMFOREXが低すぎるスプレッドや豪華なボーナスを何回も打ち出すところには違和感を感じざるを得ません。
このように、DD方式でなければ不可能なことをGEMFOREXは実施しているのです。
NDD方式と謳っていながらDD方式の特徴を持つGEMFOREXは「NDD/DD複合型」といっていいかもしれませんね。
関連:GEMFOREX(ゲムフォレックス)の特徴・スペック
関連:GEMFOREXの豪華ボーナスキャンペーン詳細
ちなみにGEMFOREXのカスタマーサポートへ「NDDまたはDD方式のどちらを採用しているのか」問い合わせたところ、以下のような返答が返ってきています。
※2022年8月30日の声明
現在GEMFOREXは、DD方式の可能性を完全に否定しているわけではなさそうです。
NDD/DD方式複合型の特徴
さきほど「GEMFOREXの取引形態はNDD/DD複合型」とお伝えしました。
このGEMFOREXにおけるNDD/DD複合型の特徴はずばり、高い約定力と低い手数料です。
まさに"両取引形態のイイとこどり"といった感じですね(笑)
それに加えて、DD方式の注意点である"約定拒否"や"スリッページ"が無いことも強みと言えます。
7年ほどGEMFOREXユーザーである私も、GEMFOREXから不正行為を受けたことはありません。
上記を総合的に見ると、GEMFOREXはDDとNDDをうまく使い分けてトレードしやすい取引環境を作り出していると考えていいでしょう。