
FX会社を選ぶ上で比較する基準の1つ「スプレッド」。
スプレッドは取引する度に発生するので狭い方がいいですよね。
意外と知られていないのですが、GEMFOREX(ゲムフォレックス)のスプレッドの狭さは海外FX業界最高レベルです。
しかしGEMFOREXは「変動スプレッド」を採用しており、タイミングによって大きくスプレッドが変動することもあるので要注意。
そこで私、クスノキが7年間使い続けてきてわかった、GEMFOREXのスプレッドについてお得に使う方法や、気をつけるべき点などを徹底的に解説します!
2021年1月19日の早朝GEMFOREXのゴールドのスプレッドが、最大で6365pipsの広さを見せたようです。これによりスプレッド操作があるのではと疑惑の声が上がりました。
ところが実際には誤った価格が配信されたことが原因のよう。
問い合わせるとGEMFOREXから補填があったとの事例もクスノキは耳にしています。
気になる方は一度問い合わせてみると良いかもしれません。
GEMFOREX問い合わせはこちら
目次
スプレッドとは
スプレッドとは通貨を売る値段と買う値段の差額のこと指します。FX業者への手数料とも言われますね。
例えばUSD/JPYの買いが100.11pips、売りが100.13pipsの場合、差額は0.02。この差額0.02円、つまり2銭がスプレッドです。
スプレッドは相場の状況により変動することがありますが、業者によっては固定されていたりする場合もあります。
固定スプレッドと変動スプレッドの違いを詳しく知りたい方はバーをタップしてください。
2種類のスプレッド
FX会社が採用するスプレッドには、次の2つがあります。
- 原則固定スプレッド
- 変動スプレッド
2種類のスプレッドの違いを知ることはとても重要です。
原則固定スプレッド
原則固定スプレッドとは、
FX会社が提示したスプレッドの値から
主に、国内FX会社が原則固定スプレッドを適用しています。
「原則」でない場合とはどんな時か?
それは、経済指標発表前後や要人発言などで為替相場の変動が激しい時です。
為替変動が激しい場合、FX会社側の損失が大きくなる恐れがあるため、スプレッドを広げることで損失リスクを軽減します。
変動スプレッド
変動スプレッドとは、
変動スプレッドは固定スプレッドより広い場合も狭くなる場合もあり、上手く使えば固定スプレッドより狭いスプレッドで取引を行うことが可能です。
GEMFOREXは変動スプレッド
GEMFOREXは海外FXが主流としている変動スプレッドを採用しています。
※2019年まで採用されていたドル円のみ固定スプレッドは現在廃止となっています。
GEMFOREXが採用している変動スプレッドは狭い時は本当に狭くなることが一番の魅力。
ちなみに主要通貨における最小スプレッドはなんと驚異の0.0pipsです。
もはやスプレッドという概念がないですよね。笑
特にスキャルピングで短期間で何度も取引を行うトレーダーにとって、スプレッドが狭いもしくは0というのは嬉しいポイントではないでしょうか。
ただしデメリットは、広がる時はかなり広がってしまうこと。この点はしっかり理解しておいてくださいね。
それでもGEMFOREXは、取引する口座タイプやタイミングによってカバーできます。
ではGEMFOREXのスプレッドについて知るために、まずは口座タイプについて見ていきましょう。
GEMFOREX 2種類の口座タイプ
GEMFOREXには次の口座タイプがあります。
- オールインワン口座
- ノースプレッド口座
2つの口座の違いは次のとおり。
口座タイプ | オールインワン口座 | ノースプレッド口座 |
---|---|---|
基本通貨 | USD/JPY | USD/JPY |
ロット数 | 0.01Lot~ | 0.01Lot~ |
初回最低入金金額 | 100円($1)~ | 30万円($3000)~ |
レバレッジ | 1000倍 | 1000倍 |
主要通貨のスプレッド | 1.6pip〜 | 0.0pip~ |
手数料 | 無料 | 無料 |
予約注文 | 指値、逆指値 | 指値、逆指値 |
チケット単位のロット制限 | 30Lot | 30Lot |
ヘッジ可否 | 可能 | 可能 |
利用制限 | なし | EA・ミラートレード利用不可、インディケータ可。ボーナス対象外。 |
違いをまとめると次の4点です。
- スプレッドの狭さ
- 自動売買の制限
- キャンペーンボーナスの有無
- 初回最低入金金額
オールインワン口座とノースプレッド口座について詳しく知りたい方は、以下をタップしてみてください。
オールインワン口座
オールインワン口座はGEMFOREXにおいて最も開設されている、オーソドックスな口座。
海外FXで最も豪華なGEMFOREXのキャンペーンボーナスを受けることができるのは、オールインワン口座のみ!
オールインワン口座のメリットは以下の通り。
- EA&ミラートレードの自動売買可能
- キャンペーン対象
- 初回入金金額が100円~
もともとGEMFOREXは自動売買ツールの制作会社。自動売買に関しては海外FX業界トップクラスの実力を持ちます。
自身の判断で取引を行う裁量トレードから優れたEAやミラートレードといった自動売買ツールをまで幅広い取引に対応しているのも大きな特徴ですね。
オールインワン口座については以下の記事で詳しく書いていますので、興味があれば見てみてください。
ノースプレッド口座
ノースプレッド口座はオールインワン口座に比べてスプレッドが狭く設定されています。
主にスキャルピングトレーダーを始め裁量トレーダーに対して、提供するスペック(レバレッジ・ゼロカット・スプレッド・約定力)が最高水準にそろった口座です。
ノースプレッド口座のメリットはただ1つ。
- スプレッドが極端に狭い
ただしスプレッドが非常に狭く設定されているのと引き換えに、自動売買不可かつキャンペーン対象外となっている点に注意。
ノースプレッド口座についてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
口座タイプ別スプレッドの違い
GEMFOREXのノースプレッド口座のスプレッドの狭さは、オールインワン口座と比較しても明らかですよね。
以下は口座タイプ別で、通貨ペア別で最小スプレッドを比較してみました。
通貨ペア | オールインワン口座 | ノースプレッド口座 |
---|---|---|
USD/JPY | 1.6 | 0.0 |
EUR/USD | 1.6 | 0.0 |
CHF/JPY | 2.1 | 1.5 |
AUD/CAD | 2.5 | 2.4 |
AUD/JPY | 1.6 | 0.6 |
AUD/NZD | 2.3 | 1.9 |
AUD/USD | 1.5 | 0.3 |
AUD/CHF | 2.4 | 1.4 |
GBP/USD | 2.2 | 1.3 |
CAD/JPY | 2.0 | 1.2 |
EUR/AUD | 2.3 | 1.5 |
EUR/CAD | 2.2 | 2.0 |
EUR/CHF | 2.0 | 0.7 |
EUR/GBP | 1.8 | 0.3 |
EUR/JPY | 1.7 | 0.5 |
EUR/NZD | 3.2 | 3.1 |
EAR/ZAR | 102.8 | 68.3 |
GBP/AUD | 3.2 | 3.1 |
GBP/CHF | 3.1 | 1.6 |
GBP/JPY | 2.2 | 1.0 |
GBP/USD | 2.2 | 1.3 |
GBP/NZD | 3.0 | 2.9 |
GBP/CAD | 3.3 | 2.4 |
NZD/JPY | 2.1 | 1.2 |
NZD/USD | 1.8 | 1.1 |
USD/CAD | 2.0 | 0.8 |
USD/CHF | 1.9 | 0.3 |
USD/CNH | 17.4 | 17.3 |
USD/SGD | 3.3 | 3.2 |
USD/TRY | 22.0 | 20.3 |
USD/MXN | 55.0 | 53.3 |
USD/ZAR | 16.0 | 15.0 |
XAU/USD | 3.0 | 2.1 |
XAG/USD | 2.1 | 2.0 |
通貨ペアによってスプレッドに大きな違いがあることがわかりますよね。
特に流動性が低い通貨ペア、GPB/JPYなどはオールインワン口座、ノースプレッド口座ともにスプレッドが広い傾向があります。
それでも流動性が高い通貨ペア、USD/JPY、EUR/USDなどはスプレッドが狭まります。特にこれらの通貨ペアはノースプレッド口座で最小0.0pipsとなります。
またGEMFOREXならではのお得な口座の使い方もありますよ。
GEMFOREXでは、開設口座数に上限がありません。つまり、オールインワン口座とノースプレッド口座の併用も可能。
そこでオールインワン口座でキャンペーンボーナスを利用した取引や自動売買を行い、ノースプレッド口座で通常の裁量トレードを行うのが管理人おすすめの使い方ですよ!
他FX業者とのスプレッド比較
GEMFOREXではノースプレッド口座の方がスプレッドが狭いことが分かりましたね。それでは、その他のFX業者と比較すると狭いのか、広いのか気になりませんか?
実際にGEMFOREXの2種類の口座タイプ別に海外FX業者のスプレッドの平均スプレッドを比較したものを見て確認してみましょう!
オールインワン口座と他社の比較一覧
まずはGEMFOREXのオールインワン口座と他社の口座を比較をしたものがこちら。
通貨ペア | GEMFOREX (オールインワン口座) | XM (スタンダード口座) | AXIORY (スタンダード口座) | IS6FX (スタンダード口座) |
---|---|---|---|---|
取引 手数料 | 無料 | 1.0pips | 0.6pips | 無料 |
USD/JPY | 1.6pips | 1.6pips | 2.1pips | 1.6pips |
EUR/JPY | 1.7pips | 2.3pips | 2.2pips | 2.3pips |
GBP/JPY | 2.2pips | 3.6pips | 4.1pips | 3.1pips |
AUD/JPY | 1.6pips | 3.3pips | 2.7pips | 2.9pips |
CAD/JPY | 2.0pips | 3.4pips | 5.4pips | 3.0pips |
EUR/USD | 1.6pips | 1.7pips | 1.5pips | 1.5pips |
GBP/USD | 2.2pips | 2.2pipis | 3.3pips | 2.4pips |
AUD/USD | 1.5pips | 1.8pips | 3.3pips | 2.0pips |
(※上記4つのFX業者の口座は変動スプレッドのため全て平均値の値を算出しています)
GEMFOREXのオールインワン口座のスプレッドは他の海外FX業者に比べて狭いことが分かるかと思います。
さらにGEMFOREXは取引手数料が無料。
ただ単にスプレッドが狭いからお得と判断するのではなくて、取引手数料も合わせて確認するようにしましょう。
それでは続いてノースプレッド口座を確認します。
ノースプレッド口座と他社の比較一覧
GEMFOREXのノースプレッド口座と他社の比較をしたものがこちら。
通貨ペア | GEMFOREX (ノースプレッド口座) | XM (ゼロ口座) | AXIORY (ナノ口座) | IS6FX (プロ口座) |
---|---|---|---|---|
取引 手数料 | 無料 | 1.0pips | 0.6pips | 無料 |
USD/JPY | 0.3pips | 1.1pips | 1.2pips | 0.8pips |
EUR/JPY | 0.5pips | 1.4pips | 1.1pips | 1.1pips |
GBP/JPY | 1.0pips | 2.2pips | 2.7pips | 1.5pips |
AUD/JPY | 0.6pips | 1.2pips | 1.5pips | 1.4pips |
CAD/JPY | 1.2pips | 1.4pips | 4.2pips | 1.4pips |
EUR/USD | 0.3pips | 1.1pips | 0.7pips | 0.7pips |
GBP/USD | 1.3pips | 1.3pips | 1.8pips | 1.1pips |
AUD/USD | 0.3pips | 2.2pips | 2.1pips | 1.0pips |
(※上記4つのFX業者の口座は変動スプレッドのため全て平均値の値を算出しています)
GEMFOREXのノースプレッド口座は、海外FXの中でも断トツの狭さであることが上の表からわかるかと思います。
ただGEMFOREXは変動スプレッドなので、タイミングによってはかなり広がるなんてことも。
あらかじめスプレッドが広きやすい時間帯や時期を知っておくこと、思わぬ損失を発生させてしまう事態を招くことを防ぎましょう。
それでは7年間GEMFOREXを使い続けてきた私が、GEMFOREXのスプレッドが広きやすい時間帯や時期を詳しく説明していきます。
注意すべき3つのタイミング
GEMFOEXは変動スプレッドを採用していることもあり、スプレッドの拡大には注意が必要です。
主に次の3つのタイミングはスプレッドが広がりやすくなるので注意が必要です。
それぞれ詳しく解説していきます。
1.主要な市場が閉まっている時間&期間
主要な市場が閉まっている期間はスプレッドが広がる傾向があるので注意が必要です。スプレッドが広がる期間をまとめてみました。
- 年末年始
- ゴールデンウィーク
- クリスマス
- 週末
- 早朝(2:00〜6:30)
特に年末年始など主要市場が閉まり、取引参加者が著しく減る時は要注意。
また週末の特に早朝の時間帯は、多くのトレーダーがポジションを整理して取引量が落ちるためスプレッドが広がりやすくなります。
では実際にどれぐらいスプレッドが広がるのか、通常時と週末の様子を見比べてみましょう。


たとえば通常時のUSD/JPYのスプレッドは3に対し、週末では57とその差は54にまで広がります。
取引する時間帯によって、スプレッドが大きく広がることを理解しておいた方がいいですね。
2.経済指標発表前後
経済指標発表前後はスプレッドが広がりやすくなります。
特に注目しておくべき経済指標を上げるとしたら次の3つでしょう。
- 米国雇用統計(毎月第一金曜日)
- 米連邦公開市場委員会
(FOMC)政策金利(年8回) - 欧州中央銀行
(ECB)政策金利(月1回)
特に1.米国雇用統計は全世界のトレーダーが注目する重要経済指標です。
毎月第一金曜日の日本時間の22:30ごろに発表され、この時間帯は特にスプレッドが広がる傾向があります。
経済指標発表前後は急激な為替の動きを恐れて、取引を一時中断するといったトレーダーの影響もあってか取引量が減少します。
3.突発的なイベント時
何か相場を動かすようなイベントが起きた場合はスプレッドが広がりやすくなります。
例えば次のような場合が考えられます。
-
- 大統領選挙
- 重要人物の発言
- 災害時
不定期に起こるイベントは時に大きな利益を利益を生むかもしれませんが、市場の混乱を招くことがほとんどです。
これはスプレッドにも大きく反映されることが多いので気をつけましょう。
GEMFOREXのスプレッドに関する質問コーナー
最後にGEMFOREXのスプレッドに関してよくある質問をまとめました。
最近話題のGEMFOERXによるスプレッド操作疑惑に関しても取り上げているので、気になる方はご覧ください。
2021年1月19日、GEMFOREXのゴールドのスプレッドが以上な広がりを見せたことから、スプレッドの悪用操作なのではと、疑惑の声が上がりました。
しかし、その可能性は限りなく0に近い良いでしょう。
仮にGEMFOREXによる悪用操作だった場合、損失補填を行うはずがありません。
※GEMFOREXは誤った価格が配信されたとのことで損失補填を行なっています。
さらにGEMFOREXは設立から7年。このタイミングでのスプレッドの悪用操作をするのであればもっと早いタイミングでしていたのではないでしょうか。
ニュージーランドの金融ライセンスも取得していますし、ライセンスが剥奪されるような怪しい真似はしないでしょう。
変動スプレッドを採用する理由は、トレーダーの注文をスムーズに約定することができるからでしょう。
変動スプレッドはタイミングなどをウオッチしておかなければいけませんが、固定スプレッドより狭く設定されてることが一般的です。
実はGEMFOREXは2019年までドル円のみ固定スプレッドを採用していましたよ!
フラッシュクラッシュ(急激な相場の変動時)の時は、変動スプレッドを採用しているGEMFOREXのスプレッドは広がりやすくなります。
そのため取引量が一時的に落ちる年末年始などは、取引を慎重に行った方がいいですね。
GEMFOREXのノースプレッド口座は初回入金金額が30万円なければ使用できません。
ですが、一度口座に30万円入金していればトレードなどで利益を口座に30万円なくても使用できますよ。
まとめ
今回はGEMFOREXのスプレッドについて解説してきました。
GEMFOREXは変動スプレッドを採用していることもあり、使用するタイミングには注意が必要でしたね。
また2種類の口座タイプ毎にスプレッドが異なる点やノースプレッド口座は業界屈指の狭さであることも理解できたかと思います。
とにかくスプレッドが狭く取引がしたいという人はノースプレッド口座。業界屈指のド派手なボーナスが気になる方はオールインワン口座と使い分けをしっかりとできるのもGEMFOREXの大きな特徴ではないでしょうか。
現在、期間限定で1000%入金ボーナスが当たるキャンペーンも開催中なので気になる方はこちらの記事でも詳しく解説しているのでよかったらご覧ください。